大学スポーツの課題

皆さんこんにちは

大学スポーツでありながら絶大な人気を誇る箱根駅伝。

人気の反面、社会はとても厳しいです!今回は指導者と選手にフォーカスを当てどのような指導が必要か考えてみました。

セカンドキャリアで悩む選手が多数存在している

私自身非常に悩んだ課題です。何をすれば良いのか?何ができるのか?常に考えておりました。

SNSが普及し、選手が箱根後の社会人生活で精神を病んだ話などを聞くようになりました。

私も精神を病んだことがあり、非常に心が痛くなりました。

その背景は一途にスポーツに取り組んだことがあったからだと思います。

その例をいくつかまとめたいと思います。

燃え尽きてしまう

箱根駅伝は平均視聴率30%を誇る世間が注目するスポーツでもあります。

1年を通して選手にインタビュアーがつき、常に取材を受ける立場として生活をします。

いきなりスターのような扱いをされる訳ですから、自分が凄くなったかのように感じることもあると思います。

ですが、実業団では箱根のような扱いはなく、元旦に行われるニューイヤー駅伝ですら視聴率6.6%となっております。

そのGAPや結果が給料に直結する実業団の環境で自信をなくし、焦りから我を失う例も多いと思います。

陸上以外ないと思っている

陸上選手の大半がエスカレーターで社会人まで上り詰めます。

高校→大学→社会人と全て推薦で上がってくる例も多いと思います。

高校時代はテスト後にカラオケに行くなど、青春があると思いますが、陸上選手にはそのような青春はありません。

もちろん高校時代の寮では携帯の所持は禁止されていました。

そのようにずっと陸上中心の生活になっている訳なので、陸上以外考えることもなく、遊びや息抜きなど、わからないまま社会人となってしまいます。このような背景から常に陸上漬けな思考となり、陸上以外での価値がわからなくなる例も存在しているかと思います。

大学時代、学ぶ目的が違う

スポーツでその後のキャリアを考えているため、勉強よりもスポーツに力を入れます。

実業団に入り競技で結果を出す事を最大の目標としているため、その後の長期的な社会人生活を視野に考えている人は少ないのではないでしょうか?

陸上ができなくなった時の事を考えず競技を続けていた場合、その反動はかなり大きいと思います。

就活では履歴書を書いたり面接など受ける訳ですが、そのような工程もなく、働くことが始まります、一般的に入った社会人より熱量が劣ってしまう傾向があると思います。

指導者に求められる課題

選手は一途にスポーツをしております、よって社会人で生きていくために考えるきっかけ作りが大事だと思います。

気づくか気づかないかで行動は180度変わると思っております。

選手の競技力を伸ばすことも大事ですが、その後の人生の道標となるきっかけづくりを含めた指導も必要であると思います。

青山学院大学原晋監督の指導方法について

社会人になって学生への指導を意識して見るようになりました。

参考資料からもありますが、考える力を養う指導をされている点が非常に興味深いと感じました。

箱根の走り方をみても青学の選手は肝が据わっているように見えますが、あの走りができる一つの理由は臨機応変に選手が考えた走りができるからではないかと思います。

その指導ができるのも原さんの中国電力時代の営業時代キャリア経験×競技人生があるからこそできるのではないかと思います。

参考資料:2023年9月24日発行:読売新聞の記事から

より良い教育にするために

うまくいった選手時代、いかない選手時代私は両方を経験しました。

陸上しかしていないため、陸上がなくなった途端何をして良いかわからずパニックになりました。

箱根駅伝後の支援までは言いませんが、選手は高校、大学と親元を離れて生活をしている訳ですから、

社会人生活で自立できる指導をする必要があると思います。

実業団3年以内で競技を終えた方へのアドバイス

実業団はその後の職が確保されております。これは非常にありがたいことです。参考にするかしないかは個人に任せますが、

参考にしていただけると嬉しいです。

周りに感謝して働きましょう

陸上しかしていないスポーツマンに対し、会社はたくさんのサポートをしてくれています。

職場の方も同じチームとして働くことになります。

社会人として未熟なスポーツマンに対し、理解して接してくれる環境が当たり前ではないことを肝に銘じてください。

石の上にも3年

初めは不安でできないことばかりです。会議も分からない言葉ばかり、何を質問していいか分からない状態です。

しかし、これを克服しないと永遠に同じことを繰り返すと思います。

長距離の最大の武器は継続だと思っております。

Try & errorで上司とコミュニケーションをとりながら働き方を教えてもらってください。

仕事で関わる人みんなを師匠と思いましょう

陸上では教えてくれないこと、むしろ、これからの人生に必要なことを社会の人は教えてくれます。

もう分かっているとは思いますがずっと走っているだけではご飯は食べられません。

社会人とはなんなのか、1番周りの職場の方が1番よく知っています。謙虚な気持ちで接してください。

やりたいことをとことんやるのもいい

もちろん!!自分がやりたいことがあるのであればやるのがいいでしょう!!

厳しい事を言いますが、社会から見ればただの走っていた人です。謙虚な気持ちだけは忘れないようにしましょう。

まとめ

自分語りなブログとなってしまいました。

ちなみに私は監督への指導に全く不満はありません!!

なぜならば精神の病を克服し今こうやって生きているからです!!

今の社会人生活があるのも監督の教えがあるからです!!それと周りのサポートがあったからです。

自分もいつか監督を唸らせるような立場になりたいなと思います。